川上天満宮に参拝しました。
川上天満宮と御朱印です。
川上天満宮は、鹿児島市の吉野台地に鎮座する、
小さな社がある神社です。
でもこの川上天満宮は、
薩摩藩にとっては、
とても重要な神社だったのですよ。
でもどこが重要だったのでしょう。
書置きの御朱印をもらいながら、
こんな小さな神社の昔に思いを馳せましょう。
薩摩に三社詣りあり。
川上天満宮の創建は鎌倉時代と云われます。
以来、島津氏が薩摩の守護として領地を与えられ、
江戸時代末までこの地を統治してきました。
また薩摩の国では、
三社詣りが行われていました。
三社とは郡元にある一宮神社
二宮として草牟田にある鹿児島神社
三宮としてここの川上天満宮です。
三社の宮司の挨拶が境内に貼ってありました。
この三社詣りは、毎年藩主自らが行い、
一宮、二宮は比較的城内に近い所ですが、
三宮だけは城内から離れていました。
この正月の三社詣りは、
代々受け継がれ第19代藩主の、
島津久光公の頃まで毎年行われていました。
薩摩にとって大事な場所。
この川上の地は島津氏の一族である、
川上氏が納めておりました。
川上天満宮の鳥居です。
またこの地は鹿児島城下の鬼門である、
北東の位置にあり、城下の生活用水を得る
稲荷川の上流でもありました。
また吉野台地では軍馬の生産をしていました。
武の国、薩摩に取っては、
非常に重要な場所であったのです。
そんな大事な場所でしたので
藩主自ら、足を運んで、地域の平安と、
五穀豊穣と無病息災を祈願したのでしょう。
藩主自ら参拝していたのですね。
昔の薩摩藩主がこの場所に立って
祈願していたことを想像すると、
何だか歴史を感じてしまいます。
藩主の参拝を考えると歴史を感じます。
川上天満宮は学問の神様
近年は学問の神様として、
川上天満宮をお詣りする方も増えてきました。
ご祭神は菅原道真公です。
菅原道真公を祀ります。
受験生が多くみられます
特にシーズンになりますと、
遠く離れた場所からも訪れます。
境内には五画面(合格面)なるものがあります。
これは氏子の方が地元の大木を、
手彫りで彫り上げたものです。
五画面(合格面)です。
この合格面は受験の御利益があると、
評判になっているそうです。
なんともほほえましいですね。
このように、
川上天満宮は、地域の人々や、
昔からの伝統を大事にする神社です。
絵馬からも地域の人々のつながりを感じます。
書置きの御朱印がありました。
最後に御朱印を紹介します。
川上天満宮の御朱印は書き置きになります。
拝殿前にお札と一緒に置いてあります。
御朱印は書置きでした。
それに日付を入れます。
ご覧のように社殿をバックに撮りました。
御朱印代は500円を納めました。
川上天満宮と御朱印です。
川上天満宮は宮司さんは、
いらっしゃいませんが、
御朱印は書置きが頂けますよ。
あなたも川上天満宮で、
薩摩の歴史を感じてみませんか。
川上天満宮
鹿児島市川上町834番地
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